がんゲノムの統合データベース
Chrovis Databaseは、世界中に散在するがんゲノム関連情報を統合した知識データベースです。
ゲノム解析において最も重要な4種類の情報、すなわち変異、薬剤、臨床試験、学術論文を横断的に検索できます。
最新のChrovis Databaseには、約7億件の変異、約2万件の薬剤、約40万件の臨床試験、約4,000万件の学術論文が含まれています。
独自技術による効率的な検索
世界中の機関が公開データベースを提供していますが、その対象や形式は様々です。Chrovis Databaseは、自由記述形式のテキストを含む複雑なデータを正規化します。
医学専門用語には別称、頭字語、多言語表現、一般名・製品名といった様々な類義表現 (パラフレーズ) が存在します。Chrovis Databaseのために開発された検索エンジンは、直接的および間接的なパラフレーズに対応しており、情報を取りこぼすことなく探し出すことができます。
AIを用いた知識の抽出
検索結果には、重要かつ有用な学術論文が優先的に表示されます。機械学習 (ML) により、がんゲノムに関連する論文ほど高いスコアが付与されます。
自然言語処理 (NLP) により、薬剤、臨床試験、および学術論文に含まれる医学専門用語がハイライト表示されます。これにより、長い文章からひと目で重要な箇所を見つけることができます。